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トップ  >  片づけが続く環境をつくる
 片づけを継続する秘訣のひとつは、「誰かにチェックしてもらう環境をつくる」ことです。

 「ホーソン効果」という言葉があります。

 これは、米シカゴのウェスタン・エレクトリック社のホーソン工場の実験に由来します。

 作業環境と生産性の関係をテストしようと、工場内の照明をいつもより明るくしたら、生産性が向上しました。

 今度は、逆に照明をいつもより暗くしたら、それでも生産性は向上しました。

 結局、「生産性が向上したのは、照明が原因ではなく、工場の幹部やスタッフに注目されていることを意識した作業員たちが、いつもより頑張ったから」という結論に至ったのです。

 つまり、ホーソン効果とは、「他の人に見られているという意識が頑張りにつながる」という心理的効果をいいます。

 このホーソン効果を活用すれば、片づけも進めやすくなります。

 部屋を片づけたいのであれば、誰かにチェックされるような環境を自らつくり出せばいいのです。

 おすすめする方法の1つ目は、1週間後に友達や恋人候補、恋人などを部屋に招く約束をすることです。

 そうすれば、いやでも人に部屋を見せるレベルまで片づけようと思うでしょう。1週間後という締め切りがあれば、一夜漬けでも何でもして、乗り切ろうと頑張るものです。

 もちろん、片づけてから呼ぶのはダメです。それでは永遠に片づきません。片づく前に約束して、自分で締め切りをつくってください。

 できれば1回ではなく、3回分の約束をしてモチベーションをキープし、納得するまで片づけられるといいでしょう。 

 部屋に招待する人は、「仲の良い友達→異性の友達→恋人(恋人の親)」というように、汚い部屋を見られたら恥ずかしい順に、段々ハードルを上げていくと効果的です。

 2つ目のおすすめの方法は、「ブログで片づけ記録を公開する」ことです。これもホーソン効果を期待できます。

 現状の部屋の写真を撮って、片づけたあとの写真を公開する。つまり、片づけのビフォーアフターを掲載するのです。

 「次回は○○の整理をします!」などと宣言すれば、はりきって片づけられます。

 また、同じテーマのブログとリンクすれば、「あのブロガーは頑張っているな。私も頑張ろう!」というように、お互いに刺激を受け、エネルギーをもらえます。

 そのほか、セミナーや勉強会などに積極的に出席したり、片づけサークルに参加したりするなど、リアルの仲間をつくって、お互いにチェックし合うのもよいでしょう。

個人の片づけの説明はおしまいです。さらなる詳細は私の著書のサイトをご覧ください → 「金持ちになる人の財布、貧乏になる人の財布」

以上
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品質改善コンサルタント-羽根田 修

羽根田修

工場のコスト削減を指導するコンサルタント。5S活動は人財育成、現場力強化につながるという信念を持つ。

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