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トップ  >  5S教育の進め方
5S 工場 教育
 工場の5Sは「現場が主体的に活動すること」が大切と私は考えています。それには現場全員に組織的な教育が重要です。

 多くの工場では幹部クラスの5Sパトロールを実施していますが、指摘するだけでは、現場は指示通りやるだけの「指示待ち現場」になってしまいます。

大切なのは「なぜ、それをするのか」を理解させることです。

また、パトロール側も5Sの視点が備わっておらず、現場をどう導けばよいかわからない、形式的なパトロールになっている場合があります。

現場が主体的に活動するのが本来の姿であり、5Sパトロールだけで5Sを進めるのは限界があります。
パトロールの指摘は主でなく従であり、スパイス程度の位置付けです。

 5Sを指導した経験から言うと「現場が主体的にできないのは、現場は5Sの進め方や本質を理解していない」ことが多かったです。

ある現場の班長から「5Sは掃除すれば良いと思ってました。
捨てること(整理)から始めるんですね」と言われたのです。
現場の声を代表するように感じました。

5Sは教えればできる内容ばかりです。実際に丁寧に教えたことで、班長がリーダーシップをとり、現場で自ら考えて5Sを進め、工場は劇的変わりました。5Sは現場力強化を実現するツールとなりえるのです。

 教育の対象ですが、現場の一部にしか教育しないのは5Sを阻害する要因になります。

生産計画上、現場の一部だけ指導した経験もありますが、教育を受けていない担当区分のみ進んでいない、抵抗勢力になってしまいました。

したがって、5S教育は生産計画を踏まえて、現場全員に浸透させる計画が必要になってきます。
共通の知識を持って、工場全体で取り組むべきだからです。

そうなると教える側も何回かに分ける必要が出てくるかもしれません。
生産調整が必要な場合もあるでしょう。

それでも5Sが進んでいる工場は5Sが現場の教育プログラムに入っています。
5S教育という人財育成にも投資が必要であり、その決断は工場幹部しかできないのです。

 次に5S教育の内容ですが、まずは座学により、5Sの知識を学ぶ必要があります。私は1つのSにつき1〜2時間程度かけます。

例えば整理は「不要なモノを捨てること」と定義を教えますが、なぜ不要なモノを捨てるのか、捨てると現場はどうなるか、Know Whyが大事です。

Know Whyとは・・・
・モノが多いと整頓、清掃が大変である。
・モノを捨てると、必要なモノが探しやすくなる。
・捨てる基準より過剰に在庫しているものがわかる。
・過剰在庫を抑えればコストは下がる。
・捨てれば不良品の混入が防止できる。等々

 教えた知識だけでは身に付きませんので、実習させます。
私は実習が教育のポイントだと信じています。

ゴルフ雑誌を読むだけで上手になりますか?
良い演奏を聴いて、楽器が上手になりますか?

もちろん知識も大事ですが、練習・訓練が絶対に必要です。正しい訓練を続けるためには、正しい知識を持った人が監督になって実習させるのです。

5Sの整理実習の場合は、自分の担当現場に行って、不要なモノをデジカメで写真に撮ってくるように指示します。

撮って帰ってきたら、プロジェクターで映しだして発表してもらいます。

・なぜ不要なのか?
・どうしてあるのか?
・どうしたら不要物が減らせるか?

そんな議論が自然発生します。写真がないと、本当か?と疑われたり、見ていない人が議論に参加できなかったり、共通認識が生まれません。

この写真を見て幹部は、自分の認識と現場の認識が違いに驚き、現場で要らないと判断したムダなモノの多さに驚きます。

リアルな写真が証拠ですから反論しようがありません。できていると思っても、実際できていないわけですから、幹部の意識も変わります。

このように座学で「Know Why」「あるべき姿」を教えたあと、実習で現場に行かせて現実を確認させると、参加者があるべき姿と現実のギャップに気づき、問題意識が生まれるのです。

やらなければならないという問題意識を持たせたら、しめたもので、自ら考えて実行し改善が進むようになります。

座学→実習→宿題を正しいステップで繰り返すことで、必然と工場の5Sレベルが向上していくわけです。

皆様の工場には5Sの教育プログラムはあるでしょうか?
実習を含めて教育内容は十分でしょうか??
5Sは工場の基本ですから、今一度確認して下さい。

5S指導のご依頼はこちら → 5Sコンサルティング内容と費用
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以上
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品質改善コンサルタント-羽根田 修

羽根田修

工場のコスト削減を指導するコンサルタント。5S活動は人財育成、現場力強化につながるという信念を持つ。

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